アラフォー母ちゃん、やり直し英語の話。

英語を再勉強していますよ、という話。

私、英語は本当にダメダメでして、大学入るまで試験勉強は一通りやったけれど、それが全く身についてなくて。
よく「日本人は中学校から10年も勉強してるのになんで話せるようにならないの?」って言うけど、まさにそれ。(でも、私みたいな人は多いと思う)

しかし日本というのは便利な国で、日本語だけしか話せなくても快適に暮らせるんですよね。
私は仕事でも日本語のみなので、必要な場面って海外旅行くらい。それも直前に指差し英会話を読んで何とかなってきた。

それがどうして再勉強かというと、出産を経て色々思うことがありまして。
わが子の早期英語教育って必要かな〜という、子育てあるあるが我が家でも持ち上がり、なべおさんも私も、諸手を挙げて「YES!!」な訳です。
正確に言えば、早期教育の是非というよりも、将来的に第二外国語の習得はマストであろうと。そして、英語が一番汎用性が高いだろう。そのためには、苦手意識のない早いうちから対策をとっておいた方が良かろう、ということなのだけど。

だがしかし、そこで問題なのは親の英語力です。
親の願望を子に託すのは簡単。だけどわが身を振り返ると、子供って親の言うことなんて聞きやしない訳ですよ。
「子は親の言うことは聞かないが、することは真似る」
という言葉をかつて聞いたことがあるのですが、まさにそれ。

私が娘に、いくら熱心に英語学習の重要性を説いたところで「じゃあなんでお母さんは話せないの?」と言われちゃうと「お母さんは話せなく苦労してるんだよ」としか言えない。
「じゃあ、お母さんが勉強すればいいじゃん」となりますよね。私だったら絶対言うね。

そんな折、すごく行きたいと思っていた会社に応募して、書類で落とされるという事件がありまして。
私の経歴と職務内容がフィットしないというありがちな理由なのだけど、その会社が外国人が多く在籍していて、海外展開も積極的に行っている企業だったんですね。
英語は必須ではないし、私のスキル不足が原因っていうのはよくわかっていたのだけど、もし英語を使って業務ができたら、違った結果になったのでは…? というモヤモヤした悔しさが残る。

ああ、これは、頑張って勉強しなおすしかないな…!

と、勢いでオンライン英会話のトライアルに申し込んだのがはじまりです。

その後、体調不良でぐっとやる気が落ち込んで放置した時期もありつつ、1年ほど何とか続けています。
初めの半年くらい、なかなか学習が軌道に乗らずもたもたしてたんですが、そこを抜けたらかなり楽になりました…というか、これがまた楽しくて!

さすがに1年じゃペラペラ〜なんて無理だけど、それでも英語字幕でドラマや映画を観たり(もちろんちょいちょい日本語字幕で意味を確認)、子供向けの洋書を読んだり、オンラインで外国人講師と話したり、出来ることが少しずつ増えていくのはうれしい。
自分が勉強していれば、娘に勉強してもらうに当たって良いところも大変なところも自分の経験として伝えることができるし、何より、コツコツ何かを頑張ることで、なりたい自分に近づけるという実例を見せることに大きな意味があると思う(思いたい)。

それにしても、なぜこの情熱を、中高大学で持てなかったのか。
この楽しさを当時に知っていればなあ…非常に悔やまれる。
今はネットがあるから、スマホ1台あればYouTubeで字幕付きで動画が見れて、Podcastで音声も聴けて、児童向けならフリーの洋書もたくさん。辞書がなくてもGoogleで一発だし、海外のグラマーサイトにも文法の質問が並んでるし。
本当に恵まれた時代なので、娘にはぜひともテクノロジーを活用して興味の幅を広げてもらいたい。
(娘が自発的に使うようになる頃には、もっと色んな方法があるかもね!)

ともあれ、当面の目標としては、娘が小学校に上がるくらいまでに海外旅行で困らない程度、事務的な内容であればメールや電話の対応ができるくらいになりたい。
要するに、娘が学校で勉強し始めるあたりに、「うちのお母さん英語話せるんだよー」と学校や友達に言いふらしても、「まあ、普段の生活で困らない程度(誇張)ならね〜」とドヤれる程度になりたいのです。

コツコツ頑張るって大変なことだけど、娘の成長に関わってくると思えば頑張れるかな。
とにかく継続。何がなくても継続。とりあえずどこまでやれるか、挑戦してみます。

 

お久しぶりです。

ものすごくお久しぶりです。

お久しぶりすぎて、もはやこの場所を覚えてくれている人は誰もいないのでは…と思いつつ、私のブログは、読み手がいなくても別に構わない自己満ブログなので、誰も見ていなくてもいいのでした。

さて、開店休業状態のうちに、なんと娘は3歳になりました。わお!!!
最近ようやく夜通し寝てくれる日が多くなり、私の寝不足も徐々に解消しつつあります。ここまで長かった…。あまりに長い寝不足の日々、ストレスで不眠になってしまい、一時期薬が手放せなかったり、大変でした。
寝れないと眠いとか疲れるとかはもちろんのこと、思考全てがネガティブで攻撃的になるので、ただでさえしんどい育児が2倍も3倍もしんどくなるのです。ダメだとわかっていても、子供に当たってしまい、自己嫌悪でさらにしんどくなり、ネガティブの無限ループ。
睡眠不足は人生を蝕むので甘く見てはいけません。

心身の不調に振り回されている私を尻目に、娘は健やかにのびのび育っています。
毎日本当に楽しそう。
とにかくよく喋り、喜怒哀楽がはっきりしていて、ストレートに自己主張し、なんのためらいもなく感情を表現します。
常に身体を動かしていたいらしく、家の中でも常に走っているか飛び跳ねているので、しょっちゅう叱られて、一瞬で忘れてまた飛び跳ねています。

2歳半くらいから、身の回りのあれこれへのこだわりが強くなり、食事の時は大人と同じ食器を好んで使うように。特にガラスのグラスへの思い入れは相当のもので、江戸切子→フルッタ→ワイングラス、と変遷を経て、今はフルートグラスで落ち着いています。
ちなみに食事用の食器でお気に入りは、パラティッシとスガハラのプレート。

こだわりは服もしかりで、土日の外出時はワンピースしか着なくなりました。そして家にいる時はエルサのドレス。
保育園にも真冬にムームーを着て行ったり水着を着て行ったり、なかなかアクの強い感じだったのですが、最近は保育園用の服の中からひらひらが付いたワンピ風のTシャツを着るパターンに落ち着いています。レギンスは冬物から夏物に替えようとして失敗し、今も冬用の厚手リブレギンスですが。

あ、あと、パジャマも着ません。ワンピースを着て寝ています。
なので今年の秋冬はパジャマは新調しない予定。

ユニコーンディズニープリンセスをこよなく愛し、お気に入りは「マイリトルポニー」と「アバローのプリンセスエレナ」「アナと雪の女王」。
好きな色はピンクで、たまに「ラリティ(マイリトルポニー)色だー!」と水色に浮気。
好きな絵本は「よるくま」シリーズです。

3歳になった途端に3歳自慢が始まり、保育園では3歳の自分が何ができるか(トイレでおしっこができる、チョコが食べられる、等々)を毎日毎日アピールしているらしい。
というような、3歳になったばかりの娘の近況です。

私はというと、娘が8ヶ月の時に復職して以来、ずっと働いています。
土日にアシスタントをしていた書道教室は切迫早産以来休んでいます。というか、余裕が全くない…。

とはいえ、育児と仕事だけってのもねえ…と欲をかいて、学生時代以来の英語学習を始めています。娘の早期英語教育のためには、まず親から、と思っていたのだけど、やってみたらこれが楽しくて、今では娘そっちのけで自分の勉強に夢中になっています。
娘のためと言いながら、自分の勉強用に絵本買いまくったりとか…

そんな感じで、色々ありつつも、わりと好き勝手に生活しています。
子供を産んでも、元々持っている性分は変わらないのだなーとしみじみ。

出産記録/無痛分娩で産みました。その1

さて、私の分娩時の話です。

計画出産なので入院日が決められていたのと、直前に主治医の夏休み、病院のお盆休みが立て続けにあったので、産気づきませんようにと祈る日々を経て、無事その日を迎えました。

午後に病院に行くことになってたので、産前最後の外食〜と、すき焼き定食を食べ、いざ入院。
手続きを済ませた後は、事前処置のためにまず点滴をつけてNSTで赤ちゃんの様子を確認。いつでも処置できまっせ! と病室で待機していたのですが、待てども待てども先生が来ない。聞けば、お盆明けで予約がびっしりで、外来の診察が終わらないとのこと。ものすごく丁寧に診察することで定評のある先生(ゆえに人気もある)なので、午前中しか予約の枠がないにも関わらず、私が呼ばれたのは19時過ぎでした。わお。

事前処置は、麻酔の管とラミナリアの挿入。
硬膜外麻酔はごく狭い隙間に管を入れるので、処置中に動くのは厳禁。貼る麻酔をしたので痛くはありませんでしたが、丸まった姿勢になるので臨月には結構しんどく、どきどきしました。

次はラミナリア。ラミナリアとは海藻を乾燥させた棒状のもので、子宮口に入れると水分を吸収して膨らみ、子宮口を開くのを助けてくれるのですね。が、これが事前に聞いてはいたけれど痛い。カチカチに固めた棒なので、見た目からして痛くないわけないだろ! って感じなのだけど、まあ痛くて痛くて。私が無痛を選んだのは痛いのが嫌だからなのに、こんなに痛い思いするなんて理不尽じゃない…? と耐えに耐えました。
ちなみに、この時私の子宮口は少し開いていて2cm。7本挿入して、処置は終わり。
ズキズキと痛む下腹部は、ラミナリアが馴染んでくると共に楽になってくるらしい。一晩これで過ごして、翌朝状態によってはバルーン(文字通り風船。これも子宮口を広げるために使う)を使い、午後には分娩開始かな、と一旦病室に戻りました。

が、そこからが大変で。

明日に備えてゆったり過ごすつもりが、いつになってもひかない痛み。看護師さんに何度も訴えるも、そのうち引くと思うんだけど…と言われてひたすら耐える。が、全然引かない。痛い痛い。ゆったり体力温存するつもりが痛くて眠れない。てか、なべおさん寝てるし! とにかく痛いので、念のため陣痛アプリを立ち上げつつ、友人にLINEで愚痴りまくるんだけど、本当に全然引かない痛み。痛みの波が来たときの苦しさたるや! 通常分娩ってもっと痛いんでしょ? 無痛を選んで本当によかった…

と、そんな感じにだいぶ頑張ったんですが、さすがにこれは痛すぎる。ラミナリアを一旦抜きましょうか、という話になり、真夜中に急遽処置のため分娩室へ。
助産師さんにラミナリアを抜いてもらい(これも痛かった。もう痛いばっかり)、やっと楽に…と思ったら「陣痛始まってますから、麻酔使い始めますね〜。よく頑張ったね〜」とのこと。陣痛だったのかよ!!! そりゃ痛いはずだわ!!! どうやら、ラミナリアの刺激で陣痛が誘発されたらしい。子宮口もだいぶ開いてきてるので、麻酔が効いて落ち着いたらLDRに移動しちゃおう、ということになり、朝を待たずに麻酔開始。

ここからも大変だったのですが、長くなったので続きます。

出産記録/無痛分娩のメリットデメリット

少しずつ、出産のことを書いていきたいと思います。
1年近く前に遡るので、記憶が曖昧になりつつあるんですが、当時のメモなどを確認しつつできるだけ正確に。
というのも、無痛分娩を選んだ私。妊娠した段階から、無痛で産むと決めていたので、病院選びもそれが第一条件。とはいえ、何より大事にすべきは安全面なので、NICUのある病院を選びました。(大きな周産期センターがある病院ではないのですが、ある程度のケアは病院内で可能。程度によっては提携の病院に搬送)

無痛に興味がある人は多いと思うのですが、事故などがあるのも事実。人間の身体の仕組みからすれば不必要な麻酔を使うわけだし、なんか不安だなー、という人も多いんじゃないでしょうか。
個人的には、無痛で大正解でした。
てか、お産の痛みが必要な理由が全くわからない私。歯を抜くときにも麻酔を使うんだから、お産でも使えばいいじゃない。我慢することないじゃない。

が、デメリットもあるので、それを知った上での選択が大事と思います。

①麻酔を使うので万一の危険が伴う
②計画出産が多い(病院による)
③陣痛の間隔がなくいきみづらいので、お産が長引きがち
④↑のため、陣痛促進剤を使うことが多い
⑤事前の処置が超痛い
⑥陣痛がない分、産後の痛みがつらい
⑦高額
⑧親族への説明が面倒

私が感じたデメリットは、上記の通り。
出産した病院では、希望者は医師から説明を受けて納得した場合に出産日を決めるというスタイルで、1〜5の説明をしてもらいました。
あと、個人的にも麻酔の専門医が常駐していることや、万が一の場合に搬送される病院についても確認。
費用面は、決して安い病院ではなくて、正直痛い出費ではあったのですが、とにかく痛いのが嫌だったので奮発(という表現もアレだが)。
親族への説明は、私の場合理解があったので「痛くないならそっちの方がぜったいいいよ! 計画出産だったら予定あけとくし!」みたいなノリだったんですが、昔気質な場合は大変だろうなーと思います。ま、そういう親族だった場合は、伏せておいたと思いますが。産むのは自分なんだから、他の人にどうこう言われる筋合いないですもんね。大事なのは母子の安全と安心だもの。

メリットは

痛くない!!!

これにつきます。
私の場合は、ほぼ完全な無痛で産めました。
色んな話を聞いて、10の痛みを3くらいに抑えられれば万々歳だと思ってたので、多少の痛みは覚悟してたのですが、全然痛くなかった。(痛みをどれくらい残すのかは、病院や医師の方針があるので要確認です)
お腹の感覚は残ってたので、陣痛時にぎゅーっと下腹部が収縮する感じはしっかりわかったし、産まれるときの感覚もしっかりありました。本来であれば激痛のはずが、普通に会話もできたし、なんならお産の合間に友達やにLINEしたり、LDRに来た家族とおしゃべりしたり。
産むときも、最後まで平常心でいられました。痛みがないぶん、かなり力を入れないといきめなかったし、吸引分娩にもなったけど、主治医の先生の腕が良かったのか、本当に楽だった!!

なので、無痛分娩を検討している方には、ぜひお勧めしたい。
もちろん、安全面がちゃんと確保されていること、リスクを含めた説明がしっかりあることが前提ですが。

さて、そんなに良いよ良いよと言っている無痛分娩ですが、何もかもスムーズにいった訳ではなく、それなりに大変な思いもしました。
長くなるので、それは次回に。

近況報告

大変お久しぶりです。忙しさにかまけていたら、あっという間に年が明け春が来て夏になってしまいました。

 

育児は相変わらず大変です。私が子育てに不向きなのか、娘が手がかかるタイプなのか、両方なのか。多分両方なんだろうな。それでも娘は健康にすくすく育ち保育園にも通えるようになり、職場復帰もできました。やっと育児以外の時間が持てて、ほっとしております。日中は保育園でお世話してもらえるので、仕事は大変かもしれないけど、抱っこでやられた肩も腰も膝も、きっと快方に向かうことでしょう。
娘はとにかく抱っこちゃんで、もう本当に本当につらかった。このつらさが意外と人に伝わらなくて、何度「大変だけど可愛いのは今だけ」「動くようになると、抱っこの頃の方が楽だったと思うよ」「今しかできないことだから」などと言われたことか。いや確かにそうでしょう、そうでしょうけども!! アンタ8ヶ月間ずっと赤子を抱っこし続けてごらんなさいよ!!! 整形外科行って湿布貼って整体で鍼打って、ストレッチして、それでも身体中痛いって言ってんのに今だけ〜とか、そんなに抱っこが好きなら代わってよ!
娘は3ヶ月くらいでベビーカーも拒否したため、毎日7〜8時間は余裕で抱っこでした。低月齢のときは朝6時から夜7時までずっと抱っことか。5ヶ月くらいまで昼寝中も抱っこだったし。その昼寝も30分で起きるし、寝かしつけも抱っこだし、当然起きてる時はずっと抱っこだったし。
ほんと、娘の身体に吸盤がついててくっつけておければどんなに楽だったか。
育児の辛さっていうのは、本当に人それぞれなので、つらいと泣く人に安易にハッピーな声かけはするもんじゃないな、と身をもって思い知りました。

 

そんな娘も保育園児。色々トラブルもあり、病気にもガンガンかかり、園では「不機嫌すぎる」という理由で呼び出しがあるくらい強烈な泣きぐずりを披露する娘ですが、それでも、保育園に預けてからほんとーーーーーーーに楽になりました。
ひとりで座って遊べるようになったし、抱っこじゃなくても寝られるようになったし。ベビーカーも乗れるようになった!
現在10ヶ月の娘ですが、最近ようやく、こうして抱っこして甘やかしていられる蜜月の日々も今だけなんだろうなあ、と思えるようになりました。つまり、心の余裕ができたってことですね。あー、復帰してよかった!

 

しかし、妊娠〜産後は、世の母親への風当たり…というか、社会的な価値観がいかに窮屈か、行政の仕組みがいかに整ってないかってことを痛感しました。
いやー、こりゃ少子化も改善しない訳だわ。

 

妊娠出産のことや、保活については色々思うところがたくさんあるので、機会があればここでも書き綴っていきたいです。時間と気力が残っていればですが…

 

とりあえず、私は(それなりに)元気です。
近況報告でした。

育児つれづれ

バタバタしているうちに出産から1ヶ月以上経ってしまいました。みんな口を揃えて産後は大変だ大変だって言うし覚悟はしてたけど、本当に大変。信じられないくらいの寝不足と疲労、加えて産後の癒えない傷に鞭打って、ひたすらに授乳してオムツ替えて抱っこしてたらいつの間にか季節は夏から秋になっていました。あっという間だな…いや、まだ2ヶ月も経ってないのか。まじか…!

 

我が家はなべおさんに1ヶ月育休を取ってもらい、里帰りしない代わりに完全2人体制で育児に勤しんだのですが、それでも赤子には全然太刀打ちできず息も絶え絶えです。特に私は産前の安静の日々で体力がだいぶ落ちたので、身体もやられ、精神もやられ、かなり危ない橋を渡る日々。産後鬱とか虐待とか、ちーっとも他人事じゃない。事が起きてからじゃ遅いので、今のうちから何か起きそうなら私を家に残し、なべおさんの実家に娘を連れて避難するよう話をしています。

なんとか楽になろうと産前から読んでいた育児書を読み返したりしてますが、疲れてると全然頭に入ってこないし、そもそも育児書を忠実に実践に移すには、超人的な体力と鋼の精神力が必要とわかりました。無理じゃ!!!

 

元より育児は向かない、お母さんなんてなれないよ! と公言してはばからない私ですが、だからといって育児放棄することもできず、赤子と対峙する日々。大人であるこちらの方が知力も体力も上のはずなのに、2人がかりでも歯が立たないとは何ということだ…と絶望することも多々。こんなに産後の育児がつらい必要性がまったくわからないよ…。人間という種のためにも、いや、そこまで壮大な話じゃなくても、もっと心身ともに負担なく育児ができる作りの方が、少子化にもいいんじゃね? と毎日考えています。(育児、手があく時間は全くないけど、ぼんやり考え事をする時間はバカみたいにあるので、本当に毎日そんなことを考えている)

 

しかし、赤ちゃんは可愛いです。我が子は可愛いとかじゃなくて、赤ちゃんという種そのものに本能に訴える可愛さがあるよね。彼らも生存を賭けてるのだから、人の心に訴えかける可愛さがなくちゃダメなんだろうな。可愛くなくちゃこっちもこんなに身を粉にできないもんね…

大きな頭も小さな唇もぎこちない動きも、すべて可愛い。そして泣き声はとんでもなく不快なので、必死に泣かせないようにお世話してしまい、疲労困憊で、もう可愛いなんて思えない……なんて思った時に新生児微笑なんぞを繰り出してきたりすると、脳内が麻痺して「かわいいいいい!!!」とまたお世話してしまうという。麻薬ですね。赤子は麻薬です。可愛いは正義と言うけれど、赤子の可愛さは正義なんて清らかなもんではない。善悪なんて超越した、もっと強烈で抗いがたいもの。麻薬ですよ。(しつこい)

 

まあ、そんなこんなで正に半狂乱な日々で、つらくて涙することも多々。つらいよー寝たいよー身体は痛いし肌も荒れるし、こんな生活やだよー! ああでも赤ちゃん可愛い! 可愛いよー! こんな母ちゃんでごめんよー、って感じ。

誰しも子を産めば、多かれ少なかれ同じような苦労をするんだろうけど、なんだか自分ひとりがそんな苦労を背負い込んでるような気持ちになったりして、孤独でもあります。私、このまま枯れ果てるまでおっぱいあげて、一日中オムツ替えて死んでいくのかしら…とか。実際産後はオムツばっかり買って、オムツ破産するんじゃないかって勢いだし。(Amazonの購入履歴にオムツずらり)

 

しかし、先日、どうしても手が離せなくて子供を抱っこできず(ただいま抱っこちゃん真っ最中で、寝ても覚めても抱っこしないとギャン泣き)しばらく泣かせておいて抱き上げた瞬間、顔を真っ赤にして唇と喉を震わせて全身で泣く娘の姿、この子は今この瞬間、生きるために頼れるのは私しかいないんだ。なんて孤独なんだろう、思ってハッとしたのでした。

そしたらなんでかわからないけど涙がぼろぼろ出てきて、わーん! あなたはひとりじゃないよ! お父さんとお母さんの宝物だよ! いつかひとり立ちするまで一緒に生きていこうね! と抱っこしながら号泣した、なんてことがあり、そこで初めて、子供を育てるという意識が生まれた気がします。が、改めて思い出すとなんかもう、やっぱり赤子は麻薬ですね…子供とは、育児とは、という話をしたかったんですが、薬から抜け出せないエピソードだわ……

 

そんな訳で、かろうじて息をしてるというレベルですが、生きて子育てに邁進しております。

もう全然向いてないけど。子育て。

でも、今までの人生でこんなにも誰かに頼られ、こんなにも全てを賭して誰かのために生きたことってない。これは私にとってかなり衝撃的な出来事で、うまく言えないけど、自分の人生が新しいフェーズに入った感じがします。ま、赤子は麻薬なので、ラリってるだけかもですが。

 

無痛分娩について書きたかったのだけど、あまりにバタバタで、そのバタバタを記しておこうと思ったらこんな感じになりました。

ちなみに今は仕事が休みのなべおさんに子を託し、スタバにいます。ようやく息抜きという技を覚えたところ。来週は託児付きの整体も予約したし、そろそろ自分のメンテナンスをしたい。

 

出産育児はかくも壮絶なものなのですね。

とりあえず、近況報告でした。

出産しました。

2016aug26

2016年8月17日17時52分、2862gの女の子を出産いたしました。
母子ともに健康です。
すでに退院し、大人ふたりと生まれたてひとり、試行錯誤しながらの生活が始まっています。
てか、産後の傷の痛みが半端なくてですね…。産褥入院は忙しいという話は聞いていましたが、痛みにのたうち回っている(実際には痛くて動けない)私に容赦なく「午後から母子同室なので診察を済ませたら新生児室に来てくださいね〜」なんていう助産師さんが鬼に見えました。痛み止めで復活してからは、助産師さんも看護師さんも超優しい! 超頼りになる! だいすき!! に変わったのですが(現金)。

計画出産&無痛分娩だったので、お産の際の痛みはありませんでした。
が、当然ながら色々ありまして、他に入院している元妊婦さんたちの話を聞いて、お産の数だけドラマがあるなーと。皆さんそれぞれ、安産でも難産でも、出産というのは壮絶な体験だよなーとしみじみ。
出産時の話はおいおい詳しく記したいと思います。

産んだ瞬間の気持ちとしては、感動の涙というよりは、「おわったー!!!」という安堵感。
そして苦しかったお腹が一気にすっきりと広くなった爽快感。
生まれたての我が子を見て、その大きさに衝撃を受け(いや、決してビックベイビーじゃないのだけど、それでもあの大きさの物体を体外に出したという衝撃たるや)、と同時に、取り返しがつかないことをしてしまった…と、腰が引けてしまうような妙な感覚にとらわれたり。
出産して1週間経ちますが、いまだ我が子という実感はわきません。
というか、自分が人をひとりこの世に産み落としたなんて、到底信じられない。

一方なべおさんは生まれた瞬間から我が子にメロメロ。新生児を目の前にして何を話していいのやら…とじっと子を見つめて抱く私と対照的に、ありとあらゆることを話しかけ、退院してからは率先して抱っこ抱っこ抱っこ。調乳もオムツ替えもやってくれるので私はとても助かりますが、母性というものがあるのなら、やっぱり私よりなべおさんの方がたっぷり持ち合わせているなあ…と。

しかし、赤ちゃんという生き物は無条件で可愛い。毎日毎日、授乳してオムツを替え抱っこして寝かしつけて…を昼夜なくエンドレスで繰り返していますが、オムツ替え中におしっこをされても、替えた直後にブリブリ音がしても、着替えた直後にミルクを盛大に吐き戻しても、寝ずに数時間グズグズしても、やっぱり可愛い。ふしぎー。
なべおさんなんて、あまりの可愛さに「世界のすべての理不尽に寛容になれる」とまで言っています。私はさすがにそこまでじゃありませんが。

ああ、本当に親になってしまったのだなー。私。
私なんかに育てられて、どんな人間になるのだろうか。まあでも私はこんなでもなべおさんは本当に良い父親になりそうだし、子は親の影響を多分に受けても別の人間だし、私のことは省みることなく、自分の人生を充実させるべく成長していってほしいと思っています。

無事に生まれてきてくれて、ほんとうにありがとう!
仲良くやっていこうね!

<産後メモ>
・傷口がとても痛い。ロキソニン必須。痛い中での深夜の授乳は本当につらい。寝不足よりも傷の痛みがつらい。
・むくみがひどいー。産後浮腫むのは知っていたけど本当にひどい。顔も足もパンパンでちょっと泣けてくるほど。
・なべおさん、1ヶ月休みを取ってくれました。最初の大変な時期をふたりで経験するのが大事という理由から。私の心の余裕は、なべおさんのおかげです。

<最近の買ってよかったもの>
・バランスボール!!! さっそくモロー反射で眠れないよーつらいよーという新生児あるあるの洗礼を受け、傷の癒えない体で縦揺れしながら寝かしつけは無理! と購入。
良いです。とても良いです。ぼよんぼよんしてるうちに赤子は夢の中。新生児ちょろいぜ。
買ったのはギムニクのクリアタイプ。高いんですが、丈夫で安心であろうということと、透明であること! けっこう場所をとるアイテムなので、存在感があまりないクリアだと部屋が狭く見えなくていいです。


amazonにもあるんですが、クリアの65cmは現在欠品中の様子。

ギムニク(GYMNIC) オプティボール 65 LP9665

ギムニク(GYMNIC) オプティボール 65 LP9665