独断と偏見で選ぶオススメ本10作 高校生編
はてなに移行してから、Amazonリンクが貼りやすくなったので、嬉しさついでにオススメ本を紹介してみようと思います。
高校生だったら是非読んでほしいのが山田詠美のこちら。主人公の秀美くんが超絶かっこいい作品です。おそらく20年以上時代を遡るけど、普遍的な青春小説なので、今の10代も楽しめるんじゃないかな。秀美ママもおじいちゃんも素敵。番外編の眠れる分度器も素晴らしいです。
よしもとばななって、今の若い子はどれくらい読むんでしょうか。一時期一世を風靡した作家さんです。一世を風靡といっても、時代に関わらず良い小説をたくさん書いています。この作品に出てくるつぐみの魅力的なことといったら!はじめてのよしもとばななにうってつけの一作だと思います。
- 作者: ロバート・A.ハインライン,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 文庫
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SF好き、猫好きならこちらでしょう。
私はとにかく帚木蓬生さまが大好きなのですが、あんまり知名度が高くないんですよね。この方は30年以上にわたりコンスタントに作品を発表し続けてるスゴイ人です。
続いてサスペンスつながりでこちら。これこそ高校生ドンピシャ(ドンピシャって今の子使う?)な作品。読んでいて胸が締め付けられる辛い話ではありますが、青春の瑞々しさや輝きが描かれていて、まあその分ズッシリくるんだけど…。こちらもファースト貴志祐介にいかがでしょうか。
ヒリヒリした青春を好むならこちらを。高校生の時読んでたですよ!この作品はおそらく20代になると途端に色褪せて見えるので、若いうちに読んでおくのが正解。高校生じゃないであろう作者がこんなにも思春期のヒリヒリに肉薄できたことに、この年になると驚きを隠せない。1990年代の若者カルチャーも覗き見られていいと思います。いや、さすがにここまでぶっ飛んでる人はなかなかいなかったと思うけどね。表紙は蜷川実花ですよー。
去年ルノアールで 完全版 (マガジンハウス文庫 せ 1-1)
- 作者: せきしろ
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2008/12/05
- メディア: 文庫
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箸休め的にエッセイであるこちらを。