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妊娠しました。

妊娠しました。
発覚は12月。体調がおかしくてまさか?! と思ってたらそうでした。
以前不妊外来に通ってた時、ホルモンの値がいまひとつだったし、結婚前からも婦人科系の不調がよくあったし、年齢的にもそろそろ妊娠しづらいし、自然妊娠できる身体だとは思ってもおらず、まさに青天の霹靂。
加えて、不妊外来に通うのを止めた理由のひとつに、子供を持つことに対する恐怖心があったのですが、1年経ってもまったくその気持ちは変わらず、折に触れなべおさんには「申し訳ないけど、子供は諦めてほしい」と話していたので、もう大混乱。
仕事はどうするのか、書道はどうするのか、しかもその時転職活動であちこち面接を受けていたので、それもどうするのか、と。
子供が欲しかったわけじゃないので、これから計画してたことが予定通りに行かなくなるデメリットばかりが気になって、かなり気持ちが荒れました。

ただ、仕事とか趣味とか経済的なこととか、ありとあらゆる理由で子供を作らないという選択をしてきたわけだけど、妊娠してしまったいま、その理由は子供を産まない理由にはならないなーと(ごく当たり前の感覚なんだけど、私には無かったのです)思い至り、産むことにしました。

でもやっぱり、決意はしたものの、気持ちは追いついていない状況。にも関わらず、つわりは始まるわ体型は変わってくるわ、私の感情はお構い無しに身体全体が出産準備に入っていって、何とも言えない居心地の悪さ。
今まで35年間自分だけの身体だったのに、それが突然現れた(妊娠は私の責任だけど、そんな感じがした)生命体のためにどんどんカスタマイズされていく。私の意志とは関係なく、子供を産むための保育器になってしまったんだなあ…と、妊婦らしからぬ悲しさに襲われてジメジメした気分になったりしています。

でもってつわり。これがもう、本当につらくて。
食べても気持ち悪い、空腹でも気持ち悪い、私の場合は吐き気はあるのに吐けないタイプで、何度もトイレに這って行ってえづくのに吐けない。それが幸いして点滴やら入院やらにはなっていないのですが、気持ち悪くて起き上がれず会社にも行くのもままならない状態です。
匂いにもかなり敏感になり、肉魚は一切食べられなくなるし、急に食べたいものを思いついたらそれ以外無理!とか食べムラもすごくて肌も荒れるし。
そんなこんなで1月はほぼ寝たきりで過ごし、制御できない自分の身体に精神的にも追い詰められ、泣いてばかりいました。

しかし、ネガティブな気持ちに苛まれつつも、初めて胎嚢が確認できたとき、心拍が確認できたとき、なんとも言えぬ嬉しさと安堵感があったのも事実。
心拍が確認できたとき、浮腫みのようなものが指摘されて「もしかしてこの子はこれ以上育たないかもしれない」と言われたのですが、その後次の受診日までの1週間は、もう本当に心配(とつわり)で気が狂うかと思いました。初期の場合母体側のせいではないと知ってはいたけれど、やはり私の身勝手で後ろ向きな気持ちの影響があったのだろうか…とか。たとえ育っても、染色体異常などの障害があったら、私は育てていけるんだろうか? とか。もし仮に産まない選択をした場合、それこそ私の身勝手ではないだろうか、とか。

幸い、その後の診察では不穏な兆候は特に見られず、12週現在順調に育っている様子。あの浮腫は何だったんだろうなー。見間違いとか、この前あったものが次にないとか、よくある話らしいので、あまり気にすることではないかもだけど、高齢出産だし気にはなります。

今も絶賛つわり中。
初期流産の一番心配な時期は抜けたとはいえ、とにかく身体がつらいし、お腹の中の子が育っていて嬉しかったり、身体の変化に悲しくなったり、これからの事を考えて不安になったり、いまだに精神的にも不安定です。
世の妊婦さんはこの変化を肯定的に捉えられるのが多数派なんだろうか…と悩んだり。でもまあ、私の場合はそもそも子供を産まないつもりだったので、仕方ないのかもしれないです。

ちなみになべおさんは、もともといつか欲しいなーと思っている人だったこともあり、すごく喜んでくれています、が、妊娠発覚当初の私の荒れっぷり→つわりで寝たきりのインパクトがかなりあったらしく、「安易に子供が欲しいとか思っててごめんなさい。こんなに体に負担をかけるものとは思いませんでした。」とのこと。謝るほどのことでもないのだが…
妊娠は男女の責任であるにも関わらず、何故に母体ばかりに負担がかかるのか。容姿は変わり体調も変化し傷を負って産んだ上に、疲弊した身体に鞭打って育児ですよ!  という話を、妊娠する前からちょこちょこしてた影響もあるのか、つわり中は家事一切やるよー、すあまこちゃんはゴロゴロしていなさい、と、何もかも世話してくれています。ありがたい。

と、色んな不安、特に私自身が母親になれないんじゃないかという恐怖はものすごくあるのですが、出来ちゃった以上は責任持って産んで世に送り出さねばな、とは決意しています。
年齢的にも最後のチャンスかもしれないし。
心拍確認後のエコー写真を見て泣いていたなべおさん、彼ならきっといい親になると思うし、たとえ私が不出来でもカバーしてくれるんじゃないかなーとも思います。

周囲も皆喜んでくれて、父親や義両親、親戚、会社の人も皆私が想像しなかったほどの反応。
今の職場の仕事はひとりひとりの責任範囲が広く、1人欠けただけでも他の人の負担が増えるので、妊娠は良い顔されないかも…と思ってたんだけど、それも全くなく、上司も人事も喜んでくれて、「とにかく身体がいちばん。気にせず休んで。で、産休に入るまでに引き継ぎを進めましょう」と言ってくれました。これは本当にありがたいです。
親戚も今から「子育てはひとりじゃ無理なんだから、皆を頼ればいいんだよー」と言ってくれてるし、恵まれてるなあと自分のいる環境にしみじみ感謝。いちばんいまの状況を受け入れられていないのは、私ですね。

しかし、私が子供を産むことになるとは、本当に人生何があるかわからない。
不妊外来に通ってたあの日々は何だったんだろう……タイミングって不思議です。
なべおさんとの二人暮らしが気楽で充実してたので、まだまだ未練たっぷりではありますが、産まれるまでには何とか親になれるよう過ごしていきたいと思っています。

とりあえず今はつわりとの戦い……早く終われー!!!