出産記録/無痛分娩で産みました。その1

さて、私の分娩時の話です。

計画出産なので入院日が決められていたのと、直前に主治医の夏休み、病院のお盆休みが立て続けにあったので、産気づきませんようにと祈る日々を経て、無事その日を迎えました。

午後に病院に行くことになってたので、産前最後の外食〜と、すき焼き定食を食べ、いざ入院。
手続きを済ませた後は、事前処置のためにまず点滴をつけてNSTで赤ちゃんの様子を確認。いつでも処置できまっせ! と病室で待機していたのですが、待てども待てども先生が来ない。聞けば、お盆明けで予約がびっしりで、外来の診察が終わらないとのこと。ものすごく丁寧に診察することで定評のある先生(ゆえに人気もある)なので、午前中しか予約の枠がないにも関わらず、私が呼ばれたのは19時過ぎでした。わお。

事前処置は、麻酔の管とラミナリアの挿入。
硬膜外麻酔はごく狭い隙間に管を入れるので、処置中に動くのは厳禁。貼る麻酔をしたので痛くはありませんでしたが、丸まった姿勢になるので臨月には結構しんどく、どきどきしました。

次はラミナリア。ラミナリアとは海藻を乾燥させた棒状のもので、子宮口に入れると水分を吸収して膨らみ、子宮口を開くのを助けてくれるのですね。が、これが事前に聞いてはいたけれど痛い。カチカチに固めた棒なので、見た目からして痛くないわけないだろ! って感じなのだけど、まあ痛くて痛くて。私が無痛を選んだのは痛いのが嫌だからなのに、こんなに痛い思いするなんて理不尽じゃない…? と耐えに耐えました。
ちなみに、この時私の子宮口は少し開いていて2cm。7本挿入して、処置は終わり。
ズキズキと痛む下腹部は、ラミナリアが馴染んでくると共に楽になってくるらしい。一晩これで過ごして、翌朝状態によってはバルーン(文字通り風船。これも子宮口を広げるために使う)を使い、午後には分娩開始かな、と一旦病室に戻りました。

が、そこからが大変で。

明日に備えてゆったり過ごすつもりが、いつになってもひかない痛み。看護師さんに何度も訴えるも、そのうち引くと思うんだけど…と言われてひたすら耐える。が、全然引かない。痛い痛い。ゆったり体力温存するつもりが痛くて眠れない。てか、なべおさん寝てるし! とにかく痛いので、念のため陣痛アプリを立ち上げつつ、友人にLINEで愚痴りまくるんだけど、本当に全然引かない痛み。痛みの波が来たときの苦しさたるや! 通常分娩ってもっと痛いんでしょ? 無痛を選んで本当によかった…

と、そんな感じにだいぶ頑張ったんですが、さすがにこれは痛すぎる。ラミナリアを一旦抜きましょうか、という話になり、真夜中に急遽処置のため分娩室へ。
助産師さんにラミナリアを抜いてもらい(これも痛かった。もう痛いばっかり)、やっと楽に…と思ったら「陣痛始まってますから、麻酔使い始めますね〜。よく頑張ったね〜」とのこと。陣痛だったのかよ!!! そりゃ痛いはずだわ!!! どうやら、ラミナリアの刺激で陣痛が誘発されたらしい。子宮口もだいぶ開いてきてるので、麻酔が効いて落ち着いたらLDRに移動しちゃおう、ということになり、朝を待たずに麻酔開始。

ここからも大変だったのですが、長くなったので続きます。