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久々映画レビュー 見逃していた3本

超久しぶりの映画レビューです。
もう臨月なんですが、またも安静にしており映画館には当分行けそうもありません。
最近はプライムビデオやhuluで見逃していた作品をちょろちょろ観ています。便利な世の中になりましたねえ…

セレステジェシー

離婚を前提に別居しているのにいつも一緒で仲良しなセレステジェシー、離婚するはずなのに仲が良いなんておかしいよ! と友人カップルに言われても気にせず毎日のように会っていた二人ですが、ある日ジェシーから子供ができたと言われ…

男女のもやもやとした関係を重くならずに描いた良作。
このふたりは、すごく相性の良い恋人同士だったんだろうなー、でも、結婚となると上手くいかなかったんだろうなー、だけど相性が良いからすぱっと別れることもできないんだろうなー、なんて思いながら観ていました。
セレステのような気持ちを抱える女性は多いんじゃないでしょうか。
相手の怠惰なところや頼りない面にイライラする。でもその欠点を見下している部分もあって、心のどこかで優越感を感じていて、しかもそれ以外の部分はとても好きなので離れられない。相手は自分より下なのだから、決して離れていかないという根拠なき自信がある。
そんなセレステの成長物語ですね。
うだつのあがらないジェシーも、ちゃんと自分の道を定めていくし、セレステもそれを受け入れていくしかないし、自分の驕りや矛盾とも向き合っていかなくてはならない。
すんなりできることではないので、お互い大人気なくみっともない姿を晒しつつ、そのステップを踏んでいくのですが、そういうところも極端に深刻にならず、でもそういうことあるよねーと頷ける感じ。
ふたりの関係に決着がついても、ふたりの人生は続いていく、そういう終わり方がよかったです。あと、正しいことが最善と限らない、というのも。ほんとその通り。



・黄金のアデーレ 名画の帰還


第二次世界大戦中、オーストリアでユダヤ人家族からナチスによって奪われたクリムトの名画。戦後オーストリアの美術館所有となったその絵の返還を巡る物語です。


いやー、こんな実話があったのですね。びっくり。
アメリカでブティック?を営むおばあちゃんが、実は名家の生まれで、ユダヤ人であったことから迫害を受け、戦時中に命からがら亡命していた、それだけでもまさに事実は小説よりも奇なり。
こういう映画を観ると、やはり戦争は人を狂わすのだなと感じます。この人たちはお金を持っていたし色々な人脈があったから逃げることができたけれど、そうでない人の方がおそらく多数派なわけで。世論や時代の空気感で、善良な人々が罪人として扱われてしまうというのは本当に怖い。
絵の返還を求めるマリアが非常に情緒不安定なのですが、何十年経っても心の傷が癒えず、祖国を許すことができない。しかしその祖国は自分の家族が幸せに暮らした思い出がある場所でもあるという、複雑な胸の内を体現していたと思います。
しかし、何十年も経って現地に赴き、自分の住んでいた家が残っているというのがね。さすがヨーロッパだなーと。家族のエピソードには涙涙です。


・彼は秘密の女ともだち


夫と生まれて間もない娘を残して亡くなった親友ローラ。主人公のクレールは娘とふたりで暮らすダヴィッドの様子を見に家に訪ねてみると、そこにはローラの服を着て女装し、娘をあやすダヴィットの姿が…


オゾン監督の得意分野ですね。これはトランスジェンダーにあたるのかな?
ダヴィッドは女性の格好をしたい、むしろ女性になりたいけど、性的対象は女性。ローラと結婚していたときは彼女の美しさを見るだけで満足し、自分が女性にならなくても欲求が満たされていたけれど、亡くなった後の喪失感がきっかけに欲求が再び湧き上がってきたと。
そんなダヴィッドをクレールはヴィルジニアという女性として友情を育んでいくのですが、彼女もまた既婚でありながらもずっとクレールに惹かれていて、女性は全く性的対象じゃないわ! というわけでもなく。まさに性は人の数だけパターンがありますね。
クレールの夫はごくごく一般的な異性愛者なわけですが、最初、この手の旦那は映画だと無自覚にモラハラだったり差別主義者だったりするんだよ…と観てたら、そんなことはない。優しいし、仕事も頑張ってるし、妻に理解もあれば同性愛に差別意識もないし、外見も素敵。良い旦那さんじゃん!!! ってなったのですが、たとえ外からみてパーフェクトでも、実際に愛し続けられるかというと別問題だったりするのかなーと。そこも性とか恋愛とかパートナーシップの難しいところですね。
ダヴィットの女装姿はやっぱり女性ではなく男性のそれで、最初のうちやりすぎちゃって過剰に女性らしい服を着たがったりするのが微笑ましかったです。最後はスキニーデニムでシンプルカジュアルな格好になってたのは、きっと女性になれたんだな。


妊婦メモ(おまけ)
・臨月に入り、体重は妊娠前+9.5kg。そろそろ止めたい…無理だろうか…
・赤子推定体重は2675g。誤差を考えるともうちょい大きくなってくれると安心。
・ケトンが出たので糖質を積極的に摂っていたら、今度は尿糖が出た。しかも貧血は治ってないわタンパク質は足りてないわビタミンも不足してるわと色々言われ…お腹の子に取られて母体はボロボロです。(尿糖は翌週はマイナスでした)
・最近は鉄剤にも慣れて胃が快適だわーと思っていたら、どうやら赤子が下がってきていたかららしい。子宮頚管も短くなってるし、子宮口もやわらかくなってきてるし、お腹も張ってるしで、早く産まれるのを防ぐために張り止めを飲む回数を増やして安静にしております。
・骨盤のレントゲンを撮ったところ、広さも充分、形も良い、まさに安産型! と担当医から太鼓判。人生で骨盤を絶賛されることがあるとは…!
・胎動は相変わらずダイナミック。たまにお腹が激しく波打ったり変形するので、私もなべおさんも引き気味。